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2017年07月06日 (木) 12:15

「通信No.58」をアップしました。

​ 「通信No.58」をお届けします。以下、記事の内容(抜粋)をご紹介いたします。
全文をご覧になられたい方は、以下をご覧ください。
(AcrobatReaderV9以上を推奨いたします)

通信No.58
 全文P1~P16(PDF/データ圧縮版:6MB)

P1~P8(PDF:8.9MB) P9~P12(PDF:7.7MB) P13~P16(PDF:5.2MB)
通信No.58-1 通信No.58-2 通信No.58-3
・2016年電話相談状況・熊本地震いのちの電話の取組みと中間結果・2016年度事業報告・2016年度決算報告 ・2017年度事業計画・2016年度感謝報告・認定式、認定者の声 ・説明会、開講式、受講者の声・役員名簿、事務局日誌、編集後記​
 

巻頭言

(熊本いのちの電話/相談員:27期生)

 新しい職場で迎えた昼休み。何気なく広げた新聞の紙面に「熊本いのちの電話」相談員の募集記事がありました。その5分後には事務局に申し込みの電話をしている自分がいました。何かに「突き動かされる」如く行動した自分に驚き、生まれて初めて見た「いのちの電話」という言葉に、眠っていた魂を「揺り起こされる」感覚がありました。何が自分に起きたのか?その時の答えは、あれから7年という時間が過ぎた今でも出ていません。
 「熊本いのちの電話」は「24時間365日眠らぬダイヤル」を掲げ、開局から今日まで30余年途切れることなく相談の電話を繋いできました。いのちの電話を繋いできた相談員はこれまで600余名にのぼりますが、その活動は強力な多くの支援の力にも支えられてきました。
 現在、100余名の相談員のほとんどが熊本地震の被災者という境遇を抱えながらも、日々相談活動に取り組んでいます。
 何が相談員をここまで駆り立て頑張らせるのか?明確な答えを持っている相談員はほとんどいないと思われますが、熊本地震後はまさに「使命」という言葉で表されるほどの「相談員魂」の発揮がありました。
 私たち相談員には、「華やかな場面」も「嵐のような賞賛」も「表立った感謝」も「輝く名誉」も与えられることはありません。もとより、それを求めてここに集った相談員は一人もいませんが・・。与えられるとすれば、“常に!誠実に!真摯に!愚直に!相談者に寄り添う!”自分に対する、自分自身による「労いの言葉・想い」のみかもしれません。自分に恥じない相談員活動のみが大きな価値を持っており、それこそが相談員の唯一無二の財産になりうることを私は信じて疑いません。
 電話を取り始めて6年が過ぎました。未だ電話のベルが鳴ると、受話器の向こうに苦しみや悲しみの表情をした「相談者」の存在を意識し緊張が走り、電話を終えた後は例外なく疲れを覚えますが、それは爽やかな疲労感と言えるものです。
 最近、相談員の高齢化や応募者の減少による相談員数の確保が問題になっていますが、私自身はそのことを心配していません。なぜならば、「突き動かされる心・揺り起こされる魂」は、人間が本質的に持っている心根であり、多くの人が持っているものだと思っているからです。必ずや、第2、第3の私が現れることを期待して止みません。
 「突き動かされる心・揺り起こされる魂」。何が自分に起き、いまここで電話を取っているのか?その答えはまだ出ていません。その答えを探す旅をもうしばらく続けたいと思っています。